(アンカー)
米国と北朝鮮だけでなく、韓米両国間の異常気流も尋常ではありません。
米国は在韓大使の指名を撤回し、すでに同意の手続きを終えた韓国政府には、通知すらしませんでした。
米国の独自制裁に例外を要求すると、「韓国も制裁することができる」という反応が返ってきました。
韓国も制裁することができる、このような言葉は初めて聞くような気がします。
(レポート)
米国政府は、ビクターチャ駐韓大使の指名を撤回し、韓国政府に通知しませんでした。
ノ・ギュドク|外交部報道官
「米国側は韓国側との適切な協議をする前に、関連の状況がマスコミに報道されたことについても、
韓国側に了解を求めてきました」
後任大使としてはウォルター・シャープ元在韓米軍司令官をはじめ、
ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員、ジョン・ボルトン元国連駐在大使などが取り沙汰されています。
すべて対北強硬派です。
馬息嶺共同訓練のチャーター機移動のために、韓国政府が「対北制裁例外」を要求した時も、
米国は、不快に感じたと伝えられています。
スティーブ・ゴールドスタイン国務次官は「アシアナ航空が北朝鮮に入れるように米国が許可したのか」という質問に
「韓国に聞いてみなければならない質問」と述べ、回答を避けました。
ある外交消息筋は「米国政府が制裁違反の例外を要求する韓国外交部に”韓国をも制裁できる”という反応を見せた」と伝えました。
米国は対北圧迫を、韓国は対北対話を主導する状況で、
平昌オリンピック以降、韓米間の外交的緊張局面が形成されかねないという懸念が出ています。
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=104&oid=448&aid=0000234004