韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領(64)が、警護処内に自分専用のスクリーンゴルフ場とスクリーン野球場を設置したことが16日、明らかになった。
昨年11月、野党の「共に民主党」が「大統領官邸にスクリーン・ゴルフ場を作っている疑惑がある」と主張し今月、国会で「官邸ではなく警護処に作った」と明かされたばかり。
大統領室は「警護隊員の健康管理のために作った」と説明したが、内部告発で「入り口にカギがかかっていて、隊員は使用できる環境ではない。大統領が使用した」との証言が出ていた。
さらに今回は、警護処内に専用のスクリーン野球場も作っていることを、韓国の総合紙・京郷(キョンヒャン)新聞が16日、報じた。記事には「大統領室内の警護処の体育施設・忠誠館に、尹大統領のためのスクリーン野球場とスクリーン・ゴルフ場が設置され、運営されてきたことが確認された」と書かれている。
京郷新聞の取材に警護処関係者は「警護区域内の保安施設と関連しては一切確認できない」と答えたが、同新聞は「尹大統領が事実上、警護処を私的に利用したという指摘が提起されている。警護処の施設は保安施設であるため、外部公開が制限される。(官邸内ではなく)警護処内に尹大統領がスクリーン野球場とスクリーン・ゴルフ場を設置したのは、世論を意識してこれを隠すためと解釈される」と報じた。
日刊スポーツ 2/17(月) 19:26配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd42402992f76757c16bd742b4acd1cddfd1369