中国の大手家電メーカー、美的集団(ミデアグループ)によると、2023年の同社の家庭用エアコンコンプレッサー(冷媒圧縮機)事業は世界シェア40%でトップに立った。家庭用エアコンと洗濯機モーターでもそれぞれ40%と20%のシェアを獲得し世界首位だった。同社の主要製品はエアコン、洗濯機などで、売り上げの40%以上を海外が占める。
中国メーカー各社はプレミアム市場も攻略している。TCLは世界最大の115インチテレビを発売した。大型テレビはプレミアム製品として位置づけられ、これまでは韓国メーカーが主導してきた。TCLは「コスパの良いテレビブランド」から「格安のプレミアム製品メーカー」へと転換していく計画だと説明した。海信も今年1月に開かれた家電展示会「CES」で110インチテレビを発表した。LG電子の゙周完(チョ・ジュワン)社長もベルリンで開かれた家電展示会「IFA」で「中国はもはや貶める対象ではなく、恐るべき対象だ」と指摘している。
韓国は過去の日本と同じ道を歩む懸念が出ている。1990年代まで日本はソニー、パナソニックなどがヒット作を連発し、「家電王国」と呼ばれていたが、韓国企業に追いつかれて世界市場で存在感が低下した。
朝鮮日報 2025/01/28 07:00
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