鞠莉「果南はもっと肉を潰すように打ち付けられるのが好きなのよ!」ベチ"ン
曜「そ〜ら〜に〜きえて〜え〜った〜うちあ〜げ〜は〜なあび〜」
千歌「よっ!」パパパンパパパンパパパンパパパンパパパンパパパンパパパンパパパンパパパンパパパンパパパンパン!
果南「20コンボかなん?」
鞠莉「なにやってるのよ!!!」
〜X年前〜
千歌「ひぐっ……うぅっ……かなんちゃああん……」
果南「どうしたの千歌、そんなに泣いて……」
千歌「あのね……たいこがね……なくってね……だからね……できないの……」
果南「んん? どういうこと?」
曜「あのねあのね、千歌ちゃんとよーちゃんでね、太鼓の達人やりたいねーって思っていっぱいお手伝いしてひゃくえんもらったのに、げーむせんたーが近くに無くって……」
果南「なるほど、それで泣いちゃったのか……」
千歌「だってぇ……」ウルウル
果南「しょーがない!」ヌギッ
ようちか「「かなんちゃん!?」」
果南「ほら、今日はこの果南ちゃんが太鼓の達人やってあげるからもう泣かないで?」
千歌「えっ? 果南ちゃんのお尻を叩くの?」
果南「うん! 曜ちゃん、歌ってくれる?」
曜「ヨーソロー!」
果南「じゃあいくよ? おほん、『曲を選ぶドン!』」
千歌「うん!」パチーーン!
〜現在〜
果南「……というわけなの」
ようちか「「うんうん!!」」
鞠莉「ぜんぜんわかんない!!!」
鞠莉「仮にそのエピソードが本当だったとして、今までやり続ける必要がないでしょ!?」
曜「それは……」
千歌「まあまあ、鞠莉さんもやってみれば分かるよ!」
鞠莉「やらないわよ! 何言ってるの!?」
果南「曲を選ぶドン!」ヌギッ
鞠莉「果南!?」
果南「曲を選ぶドン!」
鞠莉「果南! 服を着て!」
果南「曲を選ぶドン!」
鞠莉「カナーン!」
千歌「無駄だよ鞠莉さん……」
曜「どんちゃんモードになった果南ちゃんは一曲終えるまでどんちゃんのキャラを守り抜くの……」
鞠莉「何よそのプロ根性!」
果南「曲を選ぶドン!」
鞠莉「せめて下着は履いてよー!」
どーんなみーらいーかはーだーれーもまーだしーらない
あすふぁるとーたいやをきりつけーなーがらーくらやみーはしりぬけるー
果南「げっとわいるどぉー!」
千歌「ほほ〜おつな選曲だね〜」ニヤニヤ
鞠莉「ど、どういうこと!?」
果南「さあ! 始まるドン!」
千歌「これが譜面だよ!」ペラッ
鞠莉「どれどれ……」
千歌「カッはズボッだからね!」
鞠莉「なにこれ! イントロの前半ほとんどズボッじゃない!」
千歌「分かってたんじゃないの?」
鞠莉「分かるわけないでしょー!?」
曜「テンテンテーンテテンテンテテーン……」
千歌「始まったよ!」
鞠莉「ええい! ままよ!」ズボッズボッズボッ
鞠莉(ごめんなさい果南……)パン!パン!ズボボパン!ズボパン!ズボパン!
曜「あすふぁーるとーたいやをーきりつけーなーがらー」
果南「80コンボ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
曜「いつよーぺんおーまいぺんおーさむばーでーぺーん!だれかのたーめにーいきられるーならー」
鞠莉(でも……これ……!)ズボボパンパン!ズボパン!ズボボパン!
曜「なにもーこわーくーはーなーいー!」
鞠莉(そっか、果南は千歌のことだけを一心に思って……だから尻を叩かれるのも怖くないのね!)パンパン!パパン!ズボボボパンパン!
果南「200コンボ!」
曜「げっわい!えん!たあ!」
鞠莉(いけっ……!)パーン!ズボーン!パーン!
曜「ひとーりーではーとけないあいのぱずるをーだーいてー」
鞠莉(そう、これは一人じゃできない。みんなで協力して生まれる奇跡! それを咎める資格が私にあるの?)パパン!パン!パパン!ズボボボパンパン!ズボパンパン!
果南「300コンボ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
曜「げっちゃん!えっ!らっ!」
鞠莉(たぁー!)パーン!ズボーン!パーン!
曜「ひとーりーでもーきずついたゆめをとりもーどーすよー」
鞠莉(そう、果南は千歌っちの傷ついた夢を取り戻すために尻を傷つけて……)ズボボパン!パンパパン!ズボボボパンパン!ズボボパン!ズボボパン!
果南「フルコンボ!」
千歌「すごい! すごいよ鞠莉さん!」
曜「うん! 全部良だったもん!」
鞠莉「ありがとう2人とも。そして……ごめんなさい果南。私、勘違いしてた!」
果南「もう一回遊べるドン!」
鞠莉「かなぁ〜〜〜ん!!!」
おしまい
ズボッが何の音かは分からないし……
お前らの想像するようなヤツだとしても果南ちゃんのは多分臭くないし……
そのペースでズボズボして突き指ひとつしないのがすごい